施工事例
財光寺の家
スタンダードな外観を美しくまとめる
構造計画を前提に考える構成は、建物の外観に整った印象を与える。一階と二階の壁の位置が揃っていることで窓の位置が揃う。結果的に窓の配置に安定感のあるリズムが生まれる。
構造の整った建物は、梁の配置がとてもきれいである。2階の重量をバランスよく支えている証として、きれいな梁掛けを見せることが可能になる。
窓のサイズに合わせて、壁に貼る板の割り付けを考える。リビング続きの畳コーナーは、選ぶ素材をモダンに見せることで、違和感なく洋室に馴染ませることができる。
玄関の土間に貼るタイルは、割り付けに注意することが肝要。30センチ角の単純なタイルをいかにきれいに見せるかは、設計段階の検討が必要。
既製品の洗面化粧台をオーダーの造作洗面所風に見せる施工方法。日常で毎日使う場所の生活感を抑えて、少しだけ上質に見せる工夫。